「山は火の滝下り竜」(お灯祭り 新宮市)

登り子といわれる千数百人の男たちが、白装束に荒縄の帯をしめ

松明を持って神倉神社の石段を我先にと駆け下りる。      

源頼朝が寄進したといわれる五百四十段の石段を火の奔流が駆

け抜ける様子は、火を吐く竜に似て、豪快そのものである。     

東燃和歌山OB会 中柴 武雄氏 撮影